台湾・中国寄り教科書/廃止・・・蔡英文・台湾人のアイデンティティ沸騰
新総統:蔡英文 |
台湾の総統選挙が2016年1月16日に実施され民進党の蔡英文氏が選ばれました。
戦後の国民党統治下では台湾の歴史教科書はイコール中国史であり、これが自分たちの歴史という編集方針だったようです。
まあ、蒋介石以来の国民党の発想を考えれば当然という気がします。
これまでは、戦後の政治弾圧「白色テロ=2.28事件」の記述がなく、中国寄りの教科書でした。「日本植民統治時代」といった「植民」の表記などもありました。これを「日本統治時代」にするようです。
私はここで「植民」と言う言葉について、いつも理解に苦しみます。分り易く記されている所は少なく各々が主観的に解釈しているように思えて仕方ありません。よって私なりに歴史的に見た大航海時代からの西欧の植民形態から三つに分けてみました。
当時、日本が目指した共存共栄のアジアの一大勢力のことを「大東亜共栄圏」と言いますが、日本が国家レベルで、「アジアの同胞たちを白人たちから解放し、白人に対抗できるアジアの一大勢力を造ろう」と、大きな目的を持っていたことだけは確かな事実です。
ですから日本は、白人たち欧米列強国と肩を並べますが、日本は、欧米諸国とは全く異なる行動を取っていったのです。
戦後75年以上過ぎても、台湾の人達が「日本、日本」と愛着を持って慕ってくれるのは当時の政治が台湾の人達の心に寄り添っていたことだけは確かでしょう。
人間100%完璧でないように、政治も同じで少なからず不幸な出来事も有ったのは事実です。でもそれを乗り越えて日本と台湾は仲良くしています。日本が戦争に負けたのが残念でなりませんが、負けていなければ台湾の人達はずっと日本人であり続けたのです。
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1988年に李登輝氏が総統になって、1997年に「認識台湾」という、中学生用の国定教科書を作ったことから事情は一変します。
李登輝・元総統 |