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台湾鉄道:台中メトロ・グリーンライン2020年開通予定・・・日本から車両到着

 

台中メトログリーンライン
 
 
 
台中市政府提供
 
 
 台中初のMRTとして現在建設中の台中MRTグリーンライン向けの電車(2編成4本)が1月に日本の川崎重工での検査を経て2017年2月5日に神戸港を出港、2月14日に台中港に到着しました。
2月15日には一般市民向けのイベントが行われ、一足先に電車がお披露目されました。
 
台中MRTグリーンラインは「新芽綻放(芽吹き)」をテーマにデザインされ、車体には緑の線が描かれ、車内は鮮やかな緑色であふれています。今回のイベントに参加したバイク愛好家によると、「この電車は川崎重工のバイク(ベースが黒で、緑の線が入っている)にそっくり。これは、コンセプトカー(ショーなどの展示目的で製作された乗り物)?」とコメント。
 
電車の電気系統は川崎重工を筆頭に、フランスのアルストム、台湾の中鼎工程の3社が共同で担当し、車両基地設備など、その他の部分は川崎重工が請け負っています。
川崎重工はこれまでに台北MRTや台湾高速鉄道などの案件を数多く受注し、台湾の鉄道に関しては豊富な実績とノウハウがあります。
 
今後、日本から新たに7両編成14本の電車が運ばれるほか、9両編成18本が「国車国造(国産の車両、国内業者による製造)」政策に基づき新竹にある(鉄道車両製造メーカー「台灣車輛」で組み立てられ、台中市にある北屯車両基地に留置され、検査が行われます。
 
台中MRTは2018年に実際の路線での試運転およびテスト開業を経て、2020年の正式開業を目指しています。



路線図
 
 
 
 
 
 

 グリーンラインは北屯~烏日間の全長16.71キロを結ぶ路線で、ほぼ全線が高架線となることからライトレール方式を採用しています。

 

 文心路付近では沿線住民への騒音による影響を防ぐため防音壁を設置。駅は近隣の建物との調和や分かりやすい動線などに配慮して設計されています。

 

 大慶駅、烏日駅、新烏日駅では台湾鉄道台中線との接続があり、新烏日駅は台湾高速鉄道との乗り換えも可能となっています。

 

 グリーンラインと同時に、豊原と彰化を結ぶレッドラインの建設も進んでいます。台中MRTは他にブルーライン、オレンジライン、パープルラインの5線が予定されています。
台中捷運計画路線図
 
 
 
 現在の台中市内の交通は主にバスがメインということで、交通渋滞が街の悩みがあります。MRTが完成すると、渋滞が緩和されるでしょう。旅行客にとってもバス以外の選択肢ができることで、中心部から郊外への移動がしやすくなるでしょう。