人生はドラマチック

一瞬の花火がその人の人生を左右する。花火が多いほど人生はドラマチックになる。結果の良し悪しは別として・・

人気女優・・・なぜ突然引退するのか

 

なぜ突然引退するのか



 例を挙げれば、堀北 真希さん:1988年10月6日生まれ(29歳) 夫は俳優の山本耕史 2017年3月1日、突然の引退を発表しました。結婚して子どもが生まれたため、家庭を優先してこのような決断をしたといわれています。私の世代から考えるとそうした方が夫婦仲はうまくゆくと思いますね。





 最近、売れっ子俳優が突然引退するケースが目に付きますが、たとえば成宮寛貴さん、江角マキコさん、清水富美加さんなど、それぞれ引退に至るまでの経緯も立場も違いますが、多くの俳優が突然去って行きます。




 一度スターの地位を得たら、できるだけそれを守りたいと思うのが人情と思いますが、彼ら彼女らはいとも簡単にその地位を投げ出して芸能界から離れていってしまうように見えます。どうして最近このような事が多いのでしょうか?





以前までは芸能人という地位に就くことには大きな魅力がありました。テレビを見ている人たちも、彼らに素直にあこがれの目を向けていました。しかし、最近は事情が違て来ているようです。





現代ではファイスブックやツイッターをはじめとするSNSなどでも芸能人の目撃情報などが拡散されるようになり、「芸能人の△△が○○と一緒に歩いていた。」というような情報がウェブ上に公開されると、あっという間に共有されていきます。






若者をはじめとする現代日本人は、高度経済成長がとっくの昔に終わり、未来に希望を持ちづらい時代になって来ており、将来への漠然とした不安が広がっている社会では、人々は自分の未来を追いかけるよりも自分より先を行っている人の足を引っ張る方に目が向きがちになります。





そしてスターを地の底に引きずり下ろす事が楽しみになってきています。芸能人同士の不倫など、本来ならば当事者以外には何の関係もないようなことでも世の人々は大げさに騒ぎ立て、バッシングの嵐を引き起こします。その結果、ターゲットになった芸能人は必要以上に精神的に追い詰められていくのです。





芸能人は身近な存在になり、あこがれの対象ではなくなって来ました。芸能人が1種のファンサービスとして自ら情報を提供して内面をさらしているのに、そのことが彼らの神秘性を剥ぎ取り、価値を下げていくこともあります。





結局、芸能人であることがビジネスとして割に合わなくなってきている時代のようにも思えます。




引退は決して後ろ向きなものではありませんが、精神的苦痛から解放されて自分の家庭や生活を守るため身を引くのも前向きな人生を獲得できる術なのかも知れません・・・







芸能の仕事も一つのビジネスであり、割に合うか合わないかを天秤に掛けるとトントンになってしまう位マイナスとプラスが均衡して来た時代なのでしょう。

 既に逆転しているのかも知れません。



 思い起こせば、山口百恵さんもそうでした。今も幸せなんでしょうね。