人生はドラマチック

一瞬の花火がその人の人生を左右する。花火が多いほど人生はドラマチックになる。結果の良し悪しは別として・・

出戻り娘が年老いた母親を捨てて家を出た。30年の恩に泥を塗ったトンデモ娘のお話

 これは私の嫁の妹のお話です。その娘はお嬢さん育ちでした。

親は離婚した娘を不憫に思い今日まですき放題、実家に住まわせてやりました。

 

 

 30年前、 出戻り娘は、女の子と一緒に帰って来ました。気が付けば長い月日が経ち出戻り娘はもう57才の大おばさん。これまでの生活費は殆どと言ってよい位、親に出して貰い娘も大学まで行かしてもらいました。

 

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 本 題

 この話は、私の嫁の義妹の話です。義妹は57才です。 義母は85才になり認知が少し入っています。ある日、義妹は母親と喧嘩して出て行ってしまったのです。

 

 私の嫁と妹は二人兄弟なので、嫁がいずれ親を見る覚悟はしましていました。ところが妹が結婚3年ほどで離婚して帰ってきたのです。そして実家で何十年も住むようになりました。

 

 両親も娘が不憫と思い、気の済むまで置いてやることにしました。父親はかつては平均的なサラリーマンで、すでに退職し年金暮らしです。食べるには不自由ありませんでした。しかし今から8年ほど前、父親は亡くなりました。その時みんなで話をした結果、妹が家を看るという事になりました。

 

  私の嫁は、実家の財産は欲しいとは思っていないらしく、妹が看てくれるのなら何も欲しくないと言っておりました。実家は資産家でもなく昔の小作農の出のようです。

 

  因みに私の出は、安サラリーマンの親父の家で育ち、財産なしの貧乏人の三男坊であります。嫁と結婚する時は嫁側も身の程を考えてか養子の話は出して来ませんでした。私も養子に行こうとはこれっぽっちも思っていませんでした。

 

 財産的欲望もありませんでしたし、持ったら持ったで維持に面倒ですから。私は身軽な方が好きです。しかし、いつか嫁の親の面倒を看なければいけない時が来るかもしれないとずーっと気にはして来ましたが、案の定来てしまいました。トホホ・・。他人の親でも人として知らん顔は出来ないですからね。

 

 

妹の性根

 離婚後、パート程度の仕事は続けていましたが、所詮、自活できるほどの収入はありません。これと言って資格とか特技も無かったので高収入の職にはつけませんでした。やはり離婚後の自立というのは難しかったと思います。親の傍で生活出来る事がどれだけ幸せだったか。

 

 性格について言えば、派手好き、目立ちたがり、自分の非は認めたがらない。無心なところが見える。

 

 どうも姉とは似ていない。褒める訳じゃないけれど私の嫁は、地味で引っ込み思案、自分に非があれば素直に認める。堅いところもあり、倹約家。古風(冠婚葬祭の事をよく知っている)と言ったところ。

 

 

母親の性根

  出戻り娘と似ている所が多いです。固有の点で言えば・・「私はそんな事,言った覚えはない。」「 私はそんな事、聞いたことない。」とか。どうも自己を正当化してしまうところが強いです。出戻り娘と似ています。認知症になる前ですけどね。

 

 母親の人生で、一大事件を起こした事があるんです。母親の姉が昔、商売をしていましてブティックのような店を経営していました。私の嫁との結婚が決まった頃でした。店の借金が大きくなって、ついに倒産してしまったのです。その時、あの人(母親)は夫に黙って夫の金をその姉に貸したんです。夫は怒り心頭でした。娘の縁談が決まった時でもあり破談にならないか心配だ。と言っていた事をその後、聞きました。

 

 結局,母親の姉からは金を返して貰えず、縁切り状態がずーっと続いています。そんな訳で母親というのは、ちょっと自己中で大事なポイントを軽視するところがあります。自分だけの判断で暴走するところがありますね。

 

 

まとめ 母見れば娘がわかる

 そう言うことで、あの二人( 母親と出戻り娘 )は共通点がありますから喧嘩が絶えなかったのだろうと思います。父親が生きていた時は父親の眼がありましたから、控えめだったのでしょう。

 

 また、私から見る限り、妹はずっと甘やかされていたため、自立心が芽生えず人間として成長できなかったのだろう。苦労知らずでここまで来てしまった。だから親への恩が自覚できず、感謝の気持ちも湧かなかった。だから家を出る事が出来たのでしょう。

 

 親への恩、感謝の気持ちがあれば年老いた母ひとり置いて出ることは出来ない筈です。当然、母親も人間だから完全ではありません。しかし、ここまで支えてくれた恩と感謝があればお互いが我慢して一緒に生活できたと思います。

 

 厳しい言葉になりますが、親も親、妹への躾けが全くなっていないかったと思います。離婚という失敗をいつまでも引きずっていたように見えました。だから甘やかし続けたのだろうと思います。

 

 自慢ではありませんが、私自身の子供二人にはあすこまで甘やかした事はありません。

 

 妹は家を出る際に、母親に何と言ったと思いますか? 「母ちゃんが出て行けって言ったからこんな事になったんよ。」

 

 いやいや、あのお母さんはそんな事は言っていません。我が子は可愛いものです。「好きなようにすればいい。」と言ったそうです。

 

 自分の事をさて置いて、すぐ人のせいにするのは如何なものでしょう・・・か

 

因みに、嫁は妹と仲が悪いです。母親は嫌いです。