人生はドラマチック

一瞬の花火がその人の人生を左右する。花火が多いほど人生はドラマチックになる。結果の良し悪しは別として・・

認知症の母は、息子の私を忘れてしまった。ああ悲し

 認知症の母は今年で92才になりました。でも息子の私を忘れてしまいました。



 発症しはじめたのは70才位ではないだろうか? 歳と共に症状は良くならず悪くなる一方でした。85才位までは父が面倒を見ていましたが、その父も脳卒中で倒れてしばらくして他界してしまいました。介護をしていた父の方が先に逝ってしまって何とも言いようがありません。


現在、母を看ているのは長男です。長男は結婚して以来、核家族で何十年間外で暮らしていました。車で45分くらい掛かるところです。父が倒れたのを切っ掛けに独り帰ってきたのですが、長男の嫁は向こうの家でいます。現代は昔となんか違うようです。何とも申せません。私は三男で外にいますからどうこう言える立場ではありません。


父が亡くなって相続分の話があったのですが真ん中の兄と共に放棄しました。「その代わりおふくろ看てくれよ。」ということです。私の実家は貧乏な家で財産なんてありませんでしたし、頂こうという気持ちなんて最初からありませんでした・・・


 話が反れてしまいましたが認知症のこと。息子にとって母親の記憶から消えてしまうのは非常に寂しいことです。言葉で表すのはとっても難しいです。


 母は現在、デイサービスとショートステイの繰り返しの生活ですが、私はたまに施設の方に顔を見に行っています。話すことは別にないのですが・・・



 皆さんも親の子供であるあなたの存在を忘れられても、たまには顔くらいは見に行ってあげて下さいね。

 

お父さんのことも忘れちゃいやだよ