ハロウィン ☆コスプレ お菓子
・・・なぜ日本でハロウィンが人気行事になったのでしょうか。
日本には秋のイベントがありませんでした。
春 お花見 入学式・卒業式
夏 海水浴やプール
冬 クリスマス 正月
と言う風に、春、夏、冬にはそれぞれ大きなイベントや行事がありました。
しかし、秋はと言うと
秋のお彼岸
焼き芋
など、風情こそあるものの盛り上がりにかける行事が多く、他3つの季節に比べると地味な印象が強かったです。
そんな日本にとって、秋のお祭りともいえるハロウィンはピッタリだったのです。
特にライバルのいなかったこともあり、ハロウィンは空白だった秋の行事枠にすっぽりと入り込むことができたのです。
・・・ハロウィンが日本で注目されるようになった背景・・・
東京ディズニーランドがきっかけでした。東京ディズニーランドでは、1997年10月31日に園内に仮装した入園者が集まるイベント「ディズニー・ハッピーハロウィーン」を開催。2000年10月31日には400名の仮装した入園者とディズニーのキャラクターが園内をパレードする「Happy Halloween Twilight Parade」が開催されました。
もともとディズニーランド好きな日本人ですが、1997年から始めたハロウィンイベントがヒットし、次第に規模も認知度も高まり、秋のイベントとして恒例化していったと言われています。現在では9月初旬から始まる大きなイベントの一つとなっています。
また2001年に開園した大阪ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)でも、翌年の2002年から毎年ハリウッド・ハロウィーンイベントを開催しています。日本でハロウィンの注目度が高まった理由は、もともと人気のあったディズニーランドでの新しい年中行事として徐々に知られていき、開園間もない新しいUSJでもハロウィンイベントが開催されることにより、一気にその知名度を上げていきました。日本でのハロウィン人気の火付け役は、日本の2大テーマパークだと言えます。
・・・コスプレ文化・・・
ハロウィンが知られるようになっただけでなく人気を獲得できたのは、ハロウィンには他の行事にはない”仮装”という要素を含んでいるからです。もともと日本ではアニメやゲームなどの登場人物やキャラクターに扮するコスプレが人気でしたが、このコスプレも起源はアメリカのハロウィンで行われたSF作品に登場する人物の仮装大会だと言います。
また、日本人のファッションは保守的な欧米に比べて自由度が高く、原宿系やゴスロリ=ゴシック・アンド・ロリータ (Gothic & Lolita) は、本来異なるゴシックとロリータの要素を 結びつけた日本独自のファッションスタイル。またそのようなサブカルチャーを指して言う語)など奇抜なものも多いです。ハロウィンが日本に上陸するはるか以前より、竹の子族やヤンキーなどの目立つ服装をする人がいました。
ロリータ【1990年代以降に日本で流行したファッションスタイル】
このような背景から、普通とは違う”変わった服装=仮装”をすることに抵抗感のない人が多かったため、仮装パーティーであるハロウィンパーティーが急激に広まったのではないでしょうか。アメリカには他にもイースターや感謝祭など他の年中行事もありますが、ハロウィンだけが特別人気を集めたのも「仮装」という楽しみがあったからだと思います。
・・・日本人の国民性・・・
日本のハロウィンはクリスマスなどと同様に、日本では宗教的背景の上でハロウィンを開催している例は皆無であり、あくまでイベントとして楽しむもので、娯楽化、商業化されたものです。
日本は諸学国に比べ積極的に海外のイベントを取り入れる国です。海外に対する関心も高く、新しいものを比較的容易に受け入れる点が日本のハロウィン人気の高まりを助ける要因になったのではないでしょうか。
・・・なぜハロウィンでお菓子を子供たちに配るのでしょうか?
ハロウィン的解釈では、毎年この日に秋の収穫を祝い、ご先祖様が帰ってくるのをお祝いするお祭り行事が行われていたとのこと。なんか、日本のお盆的と同じですね!
昔はこの時期に、ご先祖様の霊が帰ってくると信じられていたのですが、実は、なんと!悪霊や魔女も一緒についてきてしまい、農作物や畜産物に害を与えたり、子供たちをさらっていこうとしたのです。
さらに、この悪霊たちは人々の家の周囲を徘徊し、家の中に入って悪さをしようとしていたそうです。そこで、人々は悪霊達が家の中に入ってこないようにお菓子を渡して元の世界へ帰ってもらうようにお菓子配りで魔除けをしたわけですね。
これが、ハロウィンにお菓子をあげる起源でもあり、配る意味なのです。
・・・ハロウィンの定番のお菓子・・・
・・・ハロウィンの定番のお菓子・・・
そりゃあやっぱり子供たちや若者(特に女性)が好きな【クッキーとチョコレート】が定番ですね。
大人も子供ね。